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京都市、ゴミの分別を「義務化」 事業者も市民も、観光客も対象に

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京都市は、ごみのさらなる減量を図るため、「2R(リデュース・リユース)」と「分別の促進」を2つの柱として、「京都市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例」を改正した。

2Rの取り組みにおいては、ごみ減量について重点化するべき6つの分野(製造・小売・食品・催事・観光・大学・共同住宅)において、関係事業者・市民などの実施義務と努力義務を定めた。分別の取り組みにおいては、事業者・市民などによる「協力」から「義務」に引き上げる。資源ごみ・大型ごみなどは燃やすごみに混ぜず、決められた方法で分別することを定めた。

取り組み開始日は2015年10月1日。ただし、事業所が排出するリサイクルできる紙ごみのうち雑誌以外の雑がみおよび紙パックについては、2016年4月1日から開始する。

新たなごみ減量・分別の取り組み、条例改正のポイントは以下の通り。詳細な内容は条例本文を参照のこと。

【1】2Rの取り組みにおける市民の取り組み例

製造業/ものとの付き合い方

  • 長く繰り返し使える環境にやさしい製品の再使用、または長期使用に努めること(充電池の再使用、LEDの長期使用など)。・・・など

小売業/買い物

  • レジ袋の受取りをできる限り辞退したり、簡易包装の商品を選択するなど、ごみの減量につながる取組を行うよう努めること。
  • リサイクルできる使用済み商品の店頭回収に参加するよう努めること。・・・など

食品

  • 小売店、飲食店などから購入した食品または提供を受けた食事をできるだけ残さず食べることなどにより、食べ残しや手つかず食品の減量に努めること。
  • 使い捨ての食器類をできるだけ受け取らず、または、使用しないよう努めること。・・・など

催事(イベントなど)

  • イベント会場で食品を購入し、または食事の提供を受けるときは、洗って繰り返し使える食器(リユース食器)を優先的に利用するよう努めること。
  • イベント会場でごみを分別して排出できる環境が整備されているときは、分別して排出するよう努めること。・・・など

観光など

  • 観光旅行者などの滞在者にお願いする取り組みが制定されている。

大学・共同住宅など

  • 大学・マンション所有者などにお願いする取り組みが制定されている。

【2】分別の取り組み

燃やすごみに混ぜず、決められた方法で分別する家庭ごみは以下の通り。

  • 定期収集している資源ごみ(缶・びん・ペットボトル、プラスチック製容器包装、小型金属・スプレー缶)
  • 大型ごみ、有害・危険物(薬品類、石油類など)
  • リサイクルできる紙ごみ(新聞、ダンボール、その他の雑誌などの雑がみ)

ごみの減量は、収集・運搬・処理に伴って発生するCO2の削減や天然資源の有効利用などを通して環境保全につながる。同市民1人1日あたりの家庭からのごみ量は445グラム。これはピーク時(2000年度82万トン)から4割以上少なく、政令市の中では最も少ない。しかし、ここ数年はごみの減量がわずかにとどまっている。

同市の3つのクリーンセンターを長く使うためには、定期的なメンテナンスと、約20年間使用したあとの大規模な改修が必要。そのときには市全体のごみを一定期間2つのクリーンセンターで処理しなければならない。また、本市でただ一つの最終処分地(焼却灰などの埋立処分地)もより長く使っていかなければならない。そのためごみ減量の取り組みを加速させる必要がある。

【参考】
京都市 - 「京都市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例」の改正について

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