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学校給食の廃棄物をリサイクルするモデル事業 札幌市・松本市・恵那市で実施へ

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環境省は、学校給食の実施に伴い発生する廃棄物の3R促進モデル事業の実施市町村に、北海道札幌市、長野県松本市、岐阜県恵那市を採択した。

札幌市では『「さっぽろ学校給食フードリサイクル」を中核とした食育・環境教育の充実』、松本市では『環境教育の実施に伴う効果測定事業』、恵那市では『小学校3年生の国語授業で学習する「すがたをかえる大豆」体験事業(仮称)』を行う。

事業の概要は以下の通り。

北海道札幌市

  • 札幌市では、2006年度から学校給食の調理くずや残食ごみなどを生ごみとして分別し、その生ごみからできた堆肥(フードリサイクル堆肥)を活用して栽培した作物を学校給食に取り入れるという食物の循環に取り組んでいる。また、このリサイクル堆肥を活用した栽培活動等の体験活動にも取り組んでいる。
  • モデル事業では、この取り組みを活用し、さらに食に係る循環の仕組みや再利用、廃棄物抑制の重要性について理解を深めることを目途とした食育・環境教育の指導教材や啓発教材の作成及び教材を活用した取り組みを通じ、児童・生徒への食育・環境教育の充実を図るとともに、保護者等を通じて広く市民に事業の啓発を行う。

長野県松本市

  • 松本市では、ごみ減量及び食育推進の観点から食品ロス削減事業を重点的に推進しており、様々な施策を講じている。食品ロス削減事業については、園児を対象とした参加型環境教育による意識啓発活動を行っている。
  • モデル事業では、小学校における食べ残し量を測定し、環境教育実施の前後における変化を明らかにするとともに、児童・生徒の意識変化も合わせて調査することにより、現在松本市で行っている園児を対象とした事業との効果測定結果と比較することで、年齢に応じた環境教育事業の実施の必要性について明らかにする。環境教育の実施に当たっては、松本市が取り組んでいる学乳びんのリユースの取り組みについても合わせて啓発を行う。

岐阜県恵那市

  • 恵那市長島小学校では、ごみを減量化するための環境学習の一環で、有限会社東海バイオの協力により、微生物および肥料作りの授業と給食残菜を有機肥料化する食品リサイクル活動が15年間継続して行われている。
  • モデル事業では、小学生が、給食残菜からできた有機肥料を活用して栽培した大豆を用いてみそづくりを行い、最終的に郷土料理である「ごへだ」(五平餅)にみそをつけて食べるまでの一連の過程を体験させ、意識の変化等の効果を確認する。事業過程において、発酵技術、3Rの必要性、農業の大切さ等を学ぶとともに、もったいない意識を醸成し食べ物の有難みを実感してもらう。今回のモデル事業をきっかけに環境教育・食育をさらに促進し市内全体の取り組へとつなげる。

同モデル事業は、学校給食により発生する廃棄物の3Rの促進を図るとともに、学校における3Rを題材とした食育・環境教育活動を促進することを目的としたもの。本事業を通じ、他の地域の参考となるモデルケースを形成しつつ、モデル事業の取組の効果の検証などを行うことで、学校給食から発生する食品ロスの削減・食品リサイクルの取り組みをはじめとして、学校給食から発生する廃棄物の3R促進に関する今後の促進に活かす予定。

【参考】
環境省 - 学校給食の実施に伴い発生する廃棄物の3R促進モデル事業に係る実施市町村の決定について

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