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東京都・伊豆大島に大規模蓄電システム 再エネの導入可能量をアップ

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東京都・伊豆大島に大規模蓄電システム 再エネの導入可能量をアップ

日立製作所(東京都千代田区)と新神戸電機(東京都中央区)は、東京電力伊豆大島発電所敷地内に、共同開発した1.5MWハイブリッド大規模蓄電システムを電力系統に接続する据付工事を完了し、実証試験を開始した。

本システムによる短周期変動の抑制や電力ピークシフトなどの機能・寿命などを検証するほか、蓄電システムの制御技術を確立し、既設発電所の運転への影響を評価するなど、島しょ部マイクログリッドにおける電力安定供給への貢献度も検証する。実証試験期間は2015年6月から2016年2月まで。

(左下)鉛蓄電池、(右下)リチウムイオンキャパシタ (扉開放)

(左下)鉛蓄電池、(右下)リチウムイオンキャパシタ (扉開放)

伊豆大島は独立した系統であるため、再生可能エネルギーの大量導入時に大きな影響を受けることが予想される。そこで両社は、2011年より新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」にて、本システムの開発に取り組んできた。

「1.5MWハイブリッド大規模蓄電システム」の特徴

ハイブリッド大規模蓄電システム概略構成

ハイブリッド大規模蓄電システム概略構成

ピークシフトやピークカットに対応可能とするために、電力貯蔵に有利な「高入出力・長寿命の鉛蓄電池(容量8MWh)」と、電圧・周波数の短周期変動の抑制に有利な「リチウムイオンキャパシタ(容量15kWh)」を組み合わせたもの。最適な電流の入出力制御技術を適用することで、短時間で大電力の充放電を可能とし、出力変動の緩和や余剰電力の再利用、周波数の安定化を実現する。

近年、風力発電太陽光発電などの再生可能エネルギーの大量導入により、余剰電力の発生や電力系統に与える電圧および周波数の変動が課題となっており、この課題に対するソリューションの実用化が急がれている。なかでも蓄電システムは、電力の安定供給を実現する有望な手段のひとつとして注目されている。

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