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商工中金、木質チップを増産する2事業者に融資 新しい保証制度を活用

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商工中金は、農林漁業信用基金の新たな保証制度「ウッド・サポート5000」を活用して、木脇林業(宮崎県都城市)およびつるぎ木材加工協同組合(徳島県美馬郡)に対し、木質チップの増産に必要となる運転資金3,000万円を融資した。

「ウッド・サポート5000」は、農林漁業信用基金が2014年10月に創設した新たな保証制度。同制度は、木材の安定取引のために必要な運転資金を対象に農林漁業信用基金が信用保証を行うもの。無担保、かつ、通常の保証枠とは別枠で最大5,000万円まで保証する。保証割合は80%。

今回、商工中金が融資した案件の概要は以下のとおり。

バイオマス発電事業向け木質チップの増産に必要な運転資金を融資

商工中金(宮崎支店)は、木脇林業に対して、「ウッド・サポート5000」を活用して、バイオマス発電事業向け木質チップの増産に必要となる運転資金3,000万円を融資した。

木脇林業は、宮崎県都城市周辺で、杉の原木生産から製材・物流まで一貫して国産材製品を生産する木脇産業(宮崎県都城市)のグループ企業。資本金は1,000万円、従業員数は13名(2015年10月時点)で、林業・木質チップ製造業を手掛ける。

同社は、バイオマス発電燃料となる木質チップを生産するため、2015年2月に製造工場を建設した。新工場は順調に立ち上がり、これからの生産拡大を見込むにあたり、材料の原木の仕入を増やすために運転資金が必要となったことから、今回、商工中金は「ウッド・サポート5000」を活用して、必要資金を融資した。

間伐材を用いた木材チップの増産に必要となる運転資金を融資

商工中金(徳島支店)は、つるぎ木材加工協同組合(徳島県美馬郡)に対し、「ウッド・サポート5000」を活用して、間伐材を用いた木材チップの増産に必要となる運転資金3,000万円を融資した。

つるぎ木材加工協同組合は、徳島県内の間伐材から木材チップを製造するとともに、その過程で発生するおが粉を木質燃料に加工して販売している。出資金は100万円で、従業員数は24名(2015年9月時点)。

徳島県は、森林・林業を核とした「地方創生」の実現に向けて「新次元林業プロジェクト」を推進している。同組合は、その後押しを受けて、間伐材を用いた木材チップを増産する内容の事業計画を策定し、その円滑な遂行のため、運転資金の調達を必要としていた。

商工中金は、同組合の事業計画を、地域の森林資源活用を促進し、地域経済の活性化に貢献するものと高く評価し、「ウッド・サポート5000」を活用して、必要資金を融資した。なお、本件は同制度の四国地区第1号案件である。


商工組合中央金庫(商工中金)は、中小企業のための金融機関として、政府の「林業の成長産業化」に向けた取組みに呼応し、国産材の流通拡大に取り組む製材業者等の事業活動を積極的にサポートしている。公的金融機関で唯一、貸出、預金、為替、保証などのフルバンキング機能を有する機関として、地方公共団体や関係機関等と連携しながら、林業の成長産業化や地域経済の活性化に貢献している。

【参考】
商工中金 - バイオマス発電事業向けの木質チップを増産する木脇林業株式会社に融資(PDF)
商工中金 - 間伐材を用いた木材チップを増産するつるぎ木材加工協同組合に融資(PDF)

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