昨年発表された、ISO14001 環境マネジメントシステムの改訂を受けて、環境ビジネス編集企画部はアンケートを実施した。今回の規格改訂は、約20年ぶりの大幅見直しになっており、ISO14001を環境分野のマネジメントにとどまらず、経営全般を視野にいれている。 ISO14001の取得企業は、2万社を超えるが、取得後の運用に課題を感じている企業も多かったため、実態についてアンケートを実施した。
まず、主な環境の取り組みである、「環境教育」「土壌・水質汚染」「温室効果ガス」「エネルギー」「廃棄物管理」「化学物質」といった項目に対して、「概ねできている」の回答はいずれも50%をこえた。中でも、「廃棄物・リサイクル」への取り組みは、93.5%が「できている」あるいは、「概ねできている」と回答。一方で、「生物多様性」への取り組みは、「充分にできている」が0%、「概ねできている」も16.7%にとどまった。
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