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2013年度の気候変動対策 環境省が進捗状況のとりまとめデータ発表

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環境省は、2016年2月12日に、地球温暖化対策推進本部を持ち回りにより開催し、「2013年度の地球温暖化対策及び施策の進捗状況」を取りまとめたと発表した。

今回の点検は、2013年3月に策定された「当面の地球温暖化対策に関する方針」に基づき、京都議定書目標達成計画に掲げられた対策・施策の2013年度の進捗状況を、同計画で定める進捗管理の方法で実施し、取りまとめた。

概要は下記のとおり。

運輸部門は目標を達成

2013年度、日本の温室効果ガスの総排出量は約14億800万トンだった。京都議定書第一約束期間における基準年度(1990年度)総排出量比で11.7%増加している。エネルギー起源二酸化炭素の排出量については、運輸部門では、目標達成計画の目安の排出量を下回っている一方、産業部門・業務その他部門・家庭部門・エネルギー転換部門では、目安の排出量を上回っている。

また、その他の温室効果ガスの排出量については、非エネルギー起源二酸化炭素、一酸化二窒素、パーフルオロカーボン類および六ふっ化硫黄は、目標達成計画の目安の排出量を下回っている一方、メタンおよびハイドロフルオロカーボン類は、目安の排出量を上回っている。

CO2吸収量の目標は達成

また、2013年度の日本の温室効果ガスの吸収量は6,100万トンだった。 内訳は、森林吸収源対策による吸収量5,200万トン、農地管理・牧草地管理・都市緑化活動による吸収量900万トン。これは、基準年度総排出量の4.8%に相当し、目標達成計画の吸収量の目標(3.8%)を上回っている。

各対策は半分以上「要検討」

環境省が確認している188件の対策のうち、「実績が見込みを上回っているもの」は76件、「実績が概ね見込みどおり」は13件、「実績が見込みと比べて低い」は34件、「その他(目標指標等を変更したもの、定量的なデータが得られないものなど)」は65件だった。

実績が見込みを下回っている対策については、対策自体の在り方や、活動量の変化が対策量や削減量に与える影響の精査など、検討が必要であると考えられる。

日本は、2015年7月の地球温暖化対策推進本部で、国内の排出削減・吸収量の確保により、2030年度に2013年度比で26.0%減(2013年度比)の水準にするとの削減目標を含む「日本の約束草案」を決定し、国連気候変動枠組条約事務局に提出した。

今後は、昨年末のCOP21においてパリ協定が採択されたことも踏まえ、この目標の達成に向けた地球温暖化対策計画が2016年春までに策定される予定だ。

【参考】
環境省 - 2013年度の地球温暖化対策及び施策の進捗状況について

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