> > 電力ビジネスで最も多いクレームは「発電事業者 → 送配電事業者」

電力ビジネスで最も多いクレームは「発電事業者 → 送配電事業者」

記事を保存

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は27日、2016年度上期に、電気供給事業者等から申し出があった送配電等業務に関する苦情・相談への対応状況を取りまとめ公表した。

同期間に受け付けた苦情・相談は36件で、うち2件は、システムトラブル等、OCCTOの業務に関するものだった。2015年度からの継続案件9件を含む、45件の苦情・相談のうち35件は対応を終了した。あっせん・調停の手続きや、指導または勧告を行ったものはなかった。

多いクレームは「発電事業者 → 一般送配電事業者」

苦情・相談の申出者で最も多かったのは「発電事業者等」で45件中35件、その対象者で最も多かったのは「一般送配電事業者等」で45件中38件を占める。

申出者の事業種別比率

内容主旨の内訳をみると、トップは「系統アクセス(回答)」で14件、続いて「系統アクセス(費用)」で12件。両者で45件中36件、8割となっている。電源種別にみると、「系統アクセス(回答)」では「太陽光」「バイオマス」、「系統アクセス(費用)」では「太陽光」「火力」が多い。電圧区分でみると、ともに「特別高圧」が最も多く、次いで「高圧」となっている。

OCCTOでは、紛争解決対応室が受け付けた苦情・相談について、申出者の意向を考慮した上で、対応方針を決定している。なお、系統アクセスに関する技術面からの確認等が必要な場合については系統アクセス室、その他制度またはルール等については各関係部署との共同または同部署への移送により対応した。対応期間では、28日以上が26件で半数以上を占める。

「系統アクセス回答の遅延」「工事費負担金が高額」など

OCCTOは、各受付事例について、申出者や対象者、内容、対応概要についてまとめ報告している。

受付内容主旨内訳

「系統アクセス(回答)」では、発電事業者等から一般送配電事業者等に対して、「上位系統対策工事が必要と言われた」「先行する他の系統連系希望者の検討に時間を要しているとの理由により回答が遅延している」「接続検討時と系統の状況が変わったため、再度接続検討の申込みが必要とされた」「空容量がゼロとされたが、自社の既設発電設備の出力を抑制することを条件に連系したい」などの苦情・相談が寄せられている。

「系統アクセス(費用)」では、発電事業者等から一般送配電事業者等に対して、接続検討申込みの回答において、「上位系統対策工事が特定負担とされたが、その費用負担割合に納得ができない」「上位系統対策の工事費負担金が高額」などの苦情・相談が寄せられている。

これらに対し、OCCTOでは、一般送配電事業者等に状況を確認するなどし、申出者に説明・了解を得て対応を終了した。

OCCTOの業務規程では、電気供給事業者から、送配電等業務に関する苦情の申出を受けたときは対応を行うことや、必要に応じて、あっせんや調停の手続き、指導、勧告を行うこと等が定められている。

【出典】

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.