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国立公園内の太陽光発電、この条件をクリアすれば設置できる? 意見募集中

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環境省は28日、国立公園普通地域内に設置する太陽光発電施設について、景観保護や環境保全の観点から、その行為を禁止・制限、または必要な措置をとるよう命ずる自然公園法上の「措置命令等」の処理基準を追加する案について、パブリックコメント(意見募集)を開始した。

また、この措置命令等の処理基準について明確化を図るため、「国立公園普通地域内における措置命令等に関する処理基準」等の一部改正案を作成し公表した。意見提出の期間は12月27日(火)までの30日間。

展望・風景、野生動物や植物への影響をチェック

今回の改正で追加された処理基準は、具体的には国立公園普通地域内における太陽光発電施設の新築・改築・増築について、「展望の著しい妨げにならない」「色彩・形態が周辺風景と著しく不調和ではない」「野生動植物の生息等に重大な支障を及ぼすおそれがない」などの要件を明記し、すべてに適合するかどうかについて審査し、風景を保護するために必要があると認められる場合は、措置命令等を行うとしている。

また、1,000平米を超える太陽光発電施設の新築・改築・増築は、発電事業終了後に放置されると、腐朽・破損などにより、自然風景に大きな影響を与える可能性が他の工作物に比べ高いため、発電事業終了後の撤去や跡地の整理について措置命令を行うこととする。なお、風力発電施設の新築・改築・増築の届出に係る現行の措置命令基準について、太陽光発電施設の措置命令基準と同内容であるため、当該基準と整合性を図るための記載の修正を行う。

「国立公園の許可、届出等の取扱要領」の一部改正も行う。同要領の許可条件の例文集に、国立公園特別地域内工作物の新築・改築・増築許可申請のうち申請の対象が風力発電施設・太陽光発電施設の場合に用いる許可条件例文として「当該○○発電施設(受変電施設等の付帯する工作物を含む。)は、発電事業が終了した場合には直ちに撤去すること。」を追加する。


近年、導入量が増加している太陽光発電については、国立・国定公園内においても導入の検討が行われている。環境省では、大規模太陽光発電施設の自然公園内への設置に係る審査の考え方を明確化するにあたっての基本的な考え方を整理するため、「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方検討委員会」における議論を踏まえて「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方に関する基本的考え方」を取りまとめた。この考え方に基づき、本改正を予定している。

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