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新開発、廃食油からバイオディーゼルを連続生産する方法 有害廃液も出さず

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新開発、廃食油からバイオディーゼルを連続生産する方法 有害廃液も出さず

連続的なバイオディーゼル生産方の工程

東京都市大学 工学部 エネルギー化学科の高津淑人(こうづまさと)准教授は12月19日、資源の有効活用と温暖化抑止が期待されるバイオディーゼルの普及を目指し、バイオディーゼル製造装置をコンパクト化できる連続的生産法を開発したと発表した。

今回、開発された生産法は、装置に原料となる廃食油を連続的に供給することで、従来の回分型生産法に比べ、効率的な生産を可能とするもの。また、有害廃液を副生しない「石灰石」を触媒として利用することで、これまでバイオディーゼル普及の阻害要因となっていた、経済的合理性と有害廃液副生の問題も解消できる。

これらの技術が事業化を通じて広く活用されるようになれば、東京で排出される廃食油を油田ととらえた、「Tokyo-都市油田」の実現に貢献できる。

バイオディーゼル利用に関する炭素循環

バイオディーゼル利用に関する炭素循環

都会はバイオディーゼルの生産地・消費地

バイオディーゼルは、化石燃料の枯渇や地球温暖化が大きな課題となる中、多くの関心が寄せられている再生可能エネルギーのうちのひとつで、すでに軽油代替燃料としての利用がはじまっている。植物原料であるため環境負荷を抑えることもでき、既存の車両で使用できることも評価されている。

特に都市エリアでは、飲食店・食品加工場から廃食油を大量に確保できる上、ディーゼルエンジンを積むバスやトラックなどの車両の通行量も多く、燃料の地産地消にもつながる。

オリンピック開催に向けた「Tokyo-都市油田」の創成

オリンピック開催に向けた「Tokyo-都市油田」の創成

この生産法の活用によって「Tokyo-都市油田」を創成することができれば、地球環境との共生を掲げる2020年開催予定の東京五輪に向けた象徴的な取り組みになると期待される。

なお、今回の成果は2017年1月19日に日本エネルギー学会主催の「第12回バイオマス科学会議」(会期:2017年1月18~20日)で発表される予定。

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