環境用語集 バイオ燃料
バイオマスは、生物を表す「バイオ(bio)」と、量を表す「マス(mass)」を組み合わせた造語で、厳密な定義はないが、一般的には、エネルギー源として利用可能な生物由来の資源という意味で使われる。
日本では、「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法施行令」(1条1項)において、「動植物に由来する有機物であってエネルギー源として利用することができるもの(原油、石油ガス、可燃性天然ガス及び石炭並びにこれらから製造される製品を除く)」と定義されている。
間伐材から家畜糞尿、食品廃棄物、下水汚泥など多種多彩
バイオマスの種類としては、間伐材、建築廃材、製材残材などの木材、稲わらやもみ殻などの農業残渣、エネルギー作物、藻類、古紙、製紙汚泥(ペーパースラッジ)、黒液(木材から木質繊維を取り出す過程で排出される黒色液体の廃棄物)、家畜糞尿、食品廃棄物、紙くずなどの一般都市ごみ、下水汚泥などがある。

【参考】
- デジタル庁(e-Gov)―新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法施行令(平成九年政令第二百八号)