> > 未利用木質バイオマスから新素材製造 岡山県、研究開発拠点を整備

未利用木質バイオマスから新素材製造 岡山県、研究開発拠点を整備

 印刷 記事を保存

岡山県は3月8日、「おかやまグリーンバイオ・プロジェクト」で取組んできた結果を活かし、さらに発展させて地域産業の競争力の維持・強化を図るため、岡山発のバイオマスイノベーションを誘発する研究開発拠点の設置・運営を担う県内大学を公募する。

この事業で設置する研究開発拠点、「おかやまバイオマスイノベーション創造センター」は、2011年から「岡山県リサーチパークインキュベーションセンター(岡山県岡山市)」内に設置されており、倉敷芸術科学大学 生命科学部 岡田賢治教授がイノベーション・マネージャー(IM)として同センターの運営委員長を務めている。

岡山県は、同センターを拠点として、SMART工場モデル実証の成果を核とした、社会ニーズに合致する明確な研究テーマと目標を定めた先導的な研究を行うことを表明。同時に、研究成果の積極的な社会還元や研究人材のデータベース構築などにより、県内企業の取組強化、地域の研究人材の発掘・育成を図り、バイオマス利活用に関する研究開発の地域力を総合的に高める計画だ。

目的はバイオマスイノベーションで地域産業の競争力強化

岡山県では、2004年から地球温暖化防止に貢献する新たなバイオマス産業の創出を目指した「おかやまグリーンバイオ・プロジェクト」を推進し、産学官連携でのバイオマス製品の開発支援等を行ってきた。

また、文部科学省の補助による「気候変動に対応した新たな社会の創出に向けた社会システムの改革プログラム」では、未利用木質バイオマスによる新産業の創出を目指し、2010年度から2014年度までの5年間「森と人が共生するスマート工場モデル実証」プロジェクトを実施。未利用木質バイオマスを原料とする新素材「セルロースナノファイバー(ナノサイズの植物繊維)」の創出を目指したナノレベルの超粉砕技術の開発や、産学官連携によるバイオマス製品の開発や真庭地域への未利用木材資源集積拠点の整備に取り組んで来た。

これらにより、県内では新たなバイオマス産業創出に向けた地域基盤が構築されつつある。

一方、地球温暖化への対応は、世界共通の喫緊課題であり、実用的なバイオマス利活用技術は環境保全の観点だけではなく、今後市場拡大が期待される環境分野での有望な産業技術として注目されている。同時に世界レベルでの開発競争が行われている。

岡山県は、これまでの取組基盤を活かつつ、さらに発展させて地域としての研究開発力をより強化し、他をリードする先端的研究の推進環境を整えることを目指している。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.