フィルム型太陽電池でIoT環境センサーを自立化 スマート農業や災害検知に

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画像はイメージです(© adiruch / amanaimages PLUS)
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京都大学などの研究グループは、京都大学のフィルム型ペロブスカイト太陽電池、リコー電子デバイス(大阪府池田市)の電源IC、ニチコン(京都府京都市)の小形リチウムイオン電池を活用した、自立電源型IoT環境センサーシステムを開発した。室内環境のような低照度下でも高い変換効率を有するため、スマートホームや災害検知、スマート農業など、IoTを活用した仕組みの普及への貢献が期待される。

このシステムは、フィルム型ペロブスカイト太陽電池で発電した電気を、エナジーハーベスト用低消費電流降圧DC-DCコンバータで降圧し、小形リチウムイオン二次電池に蓄電する。蓄電したエネルギーを低消費電流昇降圧DC-DCコンバータで昇降圧し、温度・湿度・気圧・照度を測定できるセンサーと無線モジュールを駆動させることで、センサーが感知した情報をBluetooth(BLE)で送信し、データ収集ができる仕組み。

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