「車の廃熱を電気に変換可能」東京都市大が新素材を開発

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p型の炭化ホウ素系材料とn型のホウ素系材料を用いて実際に発電実験を行なっている様子
p型の炭化ホウ素系材料とn型のホウ素系材料を用いて実際に発電実験を行なっている様子

東京都市大学(東京都世田谷区)は11月14日、温度差を利用して発電できる熱電材料に使用可能な「炭化ホウ素」を用いて、従来より300度低温で合成できる新素材を開発したことを発表した。

「炭化ホウ素」などのホウ素系材料は、実験室レベルでは高い熱電性能を確認されているが、「脆い」「焼き固まりにくい」という特性があるため、実用的なサイズの部材を作製するには、従来の製法では2,000度近い高温が必要だった。今回開発した新素材は、原料粉末に重量比で10~15%の金属を混ぜることにより、焼結温度を約1,700度まで下げるとともに、電気伝導度を約1.5倍向上させることに成功した。

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