三菱ケミカル、独・炭素繊維リサイクル会社を買収　欧州でもチェーン確立

三菱ケミカル（東京都千代田区）は7月30日、炭素繊維リサイクル事業を手掛けるドイツのCFK Valley Stade Recycling （CFK）とcarboNXT（cNXT）の2社を買収すると発表した。三菱ケミカルグループのMitsubishi Chemical Advanced Materials（スイス・チューリッヒ／MCAM）を通じ、8月上旬を目途に買収を完了する予定。

CFKは炭素繊維を使用した「プリプレグ」などの中間材を加工する際に発生する端材を、モビリティを中心とした顧客から回収するネットワークと、回収した端材をリサイクルする技術を保有している。cNXTはこれらに関連するリサイクル製品の販売を行う。