古河電気工業(古河電工/東京都千代田区)は9月16日、同社と古河電工産業電線(東京都荒川区)が開発・製造する高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくアルミケーブル(TM)」が、山梨県内のメガソーラー発電所に採用されたと発表した。同社は「近年多発する銅線の盗難に対する防止策にも有用」として、同製品の売上高を2024年度までに20億円に拡大する計画。販売はSFCC(神奈川県川崎市)が手掛ける。
今回、山梨県内のメガソーラー発電所でケーブル盗難被害が発生し、早期復旧・盗難防止を目的に同製品が採用された。産業用太陽光発電所は敷地が広い上に無人で、近隣に人家や人通りの少ない立地が多いことから、銅線の転売を狙ったケーブルの盗難が発生し、課題となっている。