東芝、世界初「水系」リチウムイオン二次電池を開発 設置場所の自由度を改善

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(出所:東芝)
(出所:東芝)

東芝は11月19日、マイナス30℃でも運用できる水系リチウムイオン二次電池(水系電池)を世界で初めて開発したと発表した。電解液に水を用いており、消防法の危険物に該当しないため設置場所の自由度が広がるほか、2,000回以上充放電可能という特長を兼ね備えているという。同社は今回開発した水系電池の研究開発をさらに進め、早期のサンプル提案を目指す。

同社は高い安全性を有するリチウムイオン二次電池(LIB)として、負極に黒鉛ではなく燃えないリチウムチタン酸化物(LTO)を採用したSCiB(TM)を提供している。この安全性をより高めるため、外部要因で火災が起きた際の安全性にも考慮し、電解液に不燃性水溶液を採用した水系電池を開発した。

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