ユーグレナ・NECなど、「ミドリムシ」でバイオプラ生産へ 新組織設立

  • 印刷
  • 共有
(写真左)パラミロンを多く含んだ状態のユーグレナ、(写真右)エプソンによる製品用精密部品成型テスト品(出所:NEC)
(写真左)パラミロンを多く含んだ状態のユーグレナ、(写真右)エプソンによる製品用精密部品成型テスト品(出所:NEC)

ユーグレナ(東京都港区)、セイコーエプソン(長野県諏訪市)、日本電気(NEC/東京都港区)の3社は、3月29日、東京大学の岩田忠久教授と共同で、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の貯蔵多糖であるパラミロンを使った新しいバイオマスプラスチック「パラレジン」の技術開発・普及推進を目的とした「パラレジンジャパンコンソーシアム」を設立したと発表した。

幹事企業としてコンソーシアムを組むのは、パラレジン製品化までの各段階の技術を持った3社。各社のノウハウ生かし、実用化を加速させる。2030年に年間20万トン規模のバイオマスプラスチックを供給可能にすることを目指すとしている。なお、「パラレジン(pararesin)」は、ユーグレナの特有成分であるパラミロン(paramylon)と、樹脂(resin)を組み合わせた造語。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事