水素吸蔵合金開発で新発見 希少な元素を使わずアルミと鉄で水素を蓄える

  • 印刷
  • 共有
周期表の一部と水素化物の形成しやすさの関係。赤色で塗られた金属は水素と反応しやすく、緑色で示された金属は水素と反応しにくい。6族(クロム族元素)から13族(ホウ素族元素)の金属は水素化されにくい難水素化金属(Pdは除く)(出所:量子科学技術研究開発機構)
周期表の一部と水素化物の形成しやすさの関係。赤色で塗られた金属は水素と反応しやすく、緑色で示された金属は水素と反応しにくい。6族(クロム族元素)から13族(ホウ素族元素)の金属は水素化されにくい難水素化金属(Pdは除く)(出所:量子科学技術研究開発機構)

量子科学技術研究開発機構 量子ビーム科学部門関西光科学研究所、東北大学、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所らの研究グループは7月29日、資源量が豊富なアルミニウムと鉄を組み合わせた合金で水素が蓄えられることを発見し、希少な元素を含むことなく、水素を蓄えられる水素吸蔵合金ができる可能性が示されたという研究結果を発表した。

今回の研究結果のポイントは、次の3つ。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事