音力発電、ENEOSなどから約1.2億円調達 波力発電の技術開発に充当

  • 印刷
  • 共有
波力発電技術開発に向けた取り組み(出所:音力発電)
波力発電技術開発に向けた取り組み(出所:音力発電)

慶応大発のスタートアップで、再生可能エネルギー関連の技術開発を手がける音力発電(神奈川県藤沢市)は9月17日、ENEOSグループ投資子会社のENEOSイノベーションパートナーズ(東京都千代田区)、日本グリーン電力開発(同)、エッジ・ラボ(同・中央区)を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。調達額は1億2580万円で、資金は波を利用して電気を生み出す「波力発電」の技術開発に充てる。

循環型波力揚水発電について

音力発電が開発している「循環型波力揚水発電™」システムは、パスカルの原理とベルヌーイの定理を応用したもので、システム内の特殊な循環水を、波の力で海面に設置したタンク内のピストンが押し上げることにより、上部プールへ安定的かつ持続的に揚水する。この際、整流弁が働き逆流が起こらず、上部プールに貯めた水の落下により水力発電を行う。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事