京大とダイセルが包括連携協定 循環型・低炭素社会実現に向けた研究を加速

京都大学とダイセル(東京都港区)は10月8日、包括連携協定を締結したと発表した。木材や農水産廃棄物などのバイオマスを高機能な材料や化学品に変換し、その価値を森林の再生や、農水産廃棄物の高付加価値利用に還元することにより、森・川・海・農山漁村、都市を再生し、自然と共生する低炭素社会の実現、新産業創出などに寄与することを目的とする。
さらに、同協定のもと、バイオマスの新しい変換プロセス「新バイオマスプロダクトツリー」実現に向けた研究開発と持続的循環利用を共通テーマとした基礎的研究と研究成果の社会への還元を目指し、京都大学の大学院農学研究科、大学院人間・環境学研究科、化学研究所、エネルギー理工学研究所および生存圏研究所とダイセルのリサーチセンター間において、包括的研究連携協定を締結した。
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