川崎重工、副生水素混焼の30MW純国産高効率ガスタービンを納入

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納入した副生水素混焼のガスタービン発電設備(出所:川崎重工業)
納入した副生水素混焼のガスタービン発電設備(出所:川崎重工業)

川崎重工業(東京都港区)は12月6日、同社が開発した最大出力機種の30MW級純国産高効率ガスタービン「L30A」を用いた副生水素混焼のコージェネレーション設備を、西部石油(同・千代田区)山口製油所(山口県山陽小野田市)に納入したと発表した。

同設備は、主要機器である「L30A」ガスタービン1基、排熱回収ボイラ1基などで構成され、発電出力は34,150KW。石油製品の生産過程で発生する副生水素を含むオフガスを燃料として利用し、水素量の割合を20~50vol%で混焼する。石油精製工程で欠かすことのできない電力・蒸気の安定供給と高効率発電を実現するとともに、副生水素を有効活用したエネルギーコスト低減とCO2排出量削減に貢献できる。なお同設備は8月に営業運転を開始し、現在も安定的に稼働している。

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