日鉄エンジ、広島で「ごみ発電」地産地消 給食センター等21カ所に供給

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広島中央エコパーク(出所:日鉄エンジニアリング)
広島中央エコパーク(出所:日鉄エンジニアリング)

日鉄エンジニアリング(東京都品川区)は12月1日、広島県東広島市との間で、同社が代表企業を務め運営する「広島中央エコパーク」で廃棄物を処理する際に発生する電力を、東広島市内の学校給食センターなどの公共施設21施設(契約電力計3,163kW)に供給する契約を締結したことを発表した。電力の供給期間は同日から2年間を予定している。

今回の契約は「広島中央エコパーク」(発電能力:6,500kW、処理能力:285トン/日)でごみ処理の余熱で発電した電力を同社が買い取り、東広島市の公共施設に供給する取り組み。市内の家庭や事業所から出たごみが電気に生まれ変わって地元で有効活用される「電力の地産地消」を実現する。ごみ処理の余熱で発電する電力は、天候や時間帯に影響されずに発電が可能という「安定性」と「CO2排出削減」メリットを併せ持ち、東広島市のCO2削減効果は年間約5,000トン超を見込んでいるという。

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