東芝、世界最高効率の透過型Cu2O太陽電池を開発 発電効率は8.4%

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透過型Cu2Oセルの結果(出所:東芝)
透過型Cu2Oセルの結果(出所:東芝)

東芝(東京都港区)は12月22日、活用が期待されている透過型亜酸化銅(Cu2O)太陽電池において、世界最高の発電効率8.4%を達成したと発表した。今後は、2023年度をめどに、外部評価用サンプルの供給を開始し、2025年度には実用サイズのCu2O/Siタンデム型太陽電池の製造技術の完成を目指す。

同社は、今回開発した発電効率8.4%の透過型Cu2Oをトップセルに、発電効率25%の高効率シリコン(Si)太陽電池をボトムセルに適用したCu2O/Siタンデム型太陽電池の発電効率は27.4%になると試算。この予測値は、Si太陽電池の世界最高効率26.7%を上回っており、また、このCu2O/Siタンデム型太陽電池を電気自動車(EV)に搭載した場合、充電なしの航続距離は1日当たり約35kmになるという。

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