川崎重工、大型ガスエンジンの「水素30%混焼」技術を開発

川崎重工(東京都港区)は3月16日、発電出力5MW以上の大型ガスエンジンにおいて、水素を体積比30%までの割合で天然ガスと混焼して安定した運用を実現できる燃焼技術を、国内ガスエンジンメーカーとして初めて開発したと発表した。
水素は天然ガスに比べ燃焼速度が速く、燃焼温度が高い特性から、異常燃焼や燃焼室部品の過熱などの技術課題があった。今回、同社が開発した混焼技術によって、発電出力や水素混合比率に応じて燃焼状態を適正に制御できるシステムを構築した。さらに同システムを搭載した単気筒機による実証運転により、水素混焼時でも安定した運用が可能であることを確認したという。
続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。
- 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
- 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
- 有料記事などに使えるポイントを貯められる
- クリッピング機能で要チェック記事をストックできる