パナソニック、アブラヤシ廃材の再生ボード化技術を市場展開 大塚家具らと

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パナソニック(大阪府門真市)ハウジングシステム事業部は3月17日、同社が開発したアブラヤシの廃材を活用した再生ボード化技術について、大塚家具(東京都江東区)、東京インテリア家具(同・荒川区)と共同で事業検証を開始すると発表した。同検証は「アジア家具フォーラム(AFF)」に加盟している企業・団体が家具インテリア業界の持続的発展に向けて取り組んでいる環境保全やSDGs活動の一環として実施する。

パーム油の原料となるアブラヤシは収穫期を終えると、廃材の多くが農園内に放置され、腐敗・分解が進む。その際、メタンガスを含む温室効果ガスを排出することが問題視されている。一方で、世界的に木材資源の減少が深刻化する中、未利用資源であるアブラヤシ廃材由来の再生ボードは従来の木質ボードの代替品として高い利用価値を有しているという。パナソニック ハウジングシステム事業部はアブラヤシ廃材の有効活用策として、2021年11月、業界で初めてアブラヤシの廃材を活用した再生木質ボード化技術を開発したと発表した。

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