双日、100%バイオマスボトルの製造実現へ 25年商業運転開始を目指す

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100%バイオマス由来のPET製造 フロー図(出所:双日)
100%バイオマス由来のPET製造 フロー図(出所:双日)

双日(東京都千代田区)は3月25日、ブラジルの企業Braskem S.A.(ブラスケム)社と共に、バイオマス由来のモノエチレングリコール(MEG)およびモノプロピレングリコール(MPG)の生産技術の共同開発を目的とした合弁会社を設立すると発表した。両社は合計3基の商業プラント建設を計画。1号機は2023年度中の最終投資決定、2025年中の運転開始を目指している。

MEGは、飲料用ペットボトル容器やポリエステル繊維の原料であるポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂の素材として広く用いられている。双日は今回、化石原料に代わるバイオマス由来のMEG生産の実現を目指すとともに、PETのもうひとつの主原料となる高純度テレフタル酸の原料であるイソブタノールのバイオマス化を推進し、これらをかけ合わせることで100%バイオマス由来のPET製造の実現を目指す。

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