大成建設(東京都新宿区)は4月28日、建設現場での電力使用量をリアルタイムに集計・分析して、CO2排出量を把握するシステム「T-CARBON E-Site」を開発し、実装を開始したと発表した。同システムの実装により土木・建築作業所の詳細な電力需要が把握できる。再生可能エネルギーの活用など最適な電力調達ができるようになるとともに、建設段階でのCO2排出量削減に関する取り組みが可能になるとしている。
同システムは1月から順次、電力使用量の多い約60カ所の建設現場に対して実装を開始した。各建設現場の受電設備等に電力使用量データの転送装置を設置し、電力使用量を「30分値」で計測して、専用クラウドにリアルタイムに送信し集計を行う。主な特徴は以下の通り。