NEDOなど10者 分散型電源システムで系統の混雑を緩和する実証を開始

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は5月10日、電力系統の混雑緩和に向けて、蓄電池などの分散型エネルギーリソース(DER)を制御する「DERフレキシビリティシステム」の構築に向けた技術開発事業において、5月1日よりフィールド実証を開始したと発表した。

この事業は、NEDOが東京電力パワーグリッドを幹事会社とする10者からなるコンソーシアムと取り組んでいるもの。再エネの発電電力に起因して混雑が生じる配電用変電所の変圧器を対象に、その供給エリアにおいて、DERなどを統合制御しエネルギーサービスを提供するアグリゲーターなどと一般送配電事業者をつなぎ、DERの電力需要パターン制御(需要シフトなど)をすることで混雑緩和を実現するDERフレキシビリティシステムの構築に向けた技術開発を行っている。DERフレキシビリティとは発電電力や負荷の消費電力の大きさを柔軟に変化させることが可能な能力をいう。

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