再エネ電力利用者は「環境価値」以外の付加価値も重視 三菱総研らが実証研究

三菱総合研究所(東京都千代田区)は10月5日、新電力のUPDATER(同・世田谷区)とともに実施した、再生可能エネルギー電力の付加価値に関する共同研究の結果を発表した。調査の結果、UPDATERの再エネ電力メニューを利用する需要家(家庭・企業)の約9割が、「CO2フリー」という環境価値以外の何らかの付加価値を重視する傾向にあることがわかった。
共同実証研究は2022年7月、再エネに対する多様なニーズを明らかにする目的で開始した。環境価値以外の付加価値を「重視する」とした回答のうち、重視する付加価値として、再エネ電源の種類(太陽光、風力、バイオマスなど)や、再エネ電源立地地域への貢献の取り組みなどが多く挙げられた。また、重視する付加価値に対して、家庭で60%超、企業で50%超が「支払意思がある」と回答した。
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