日建設計、緑の環境価値を可視化できる手法開発 大規模都市開発で効果を検証

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「みどりのものさし」による評価結果の一例(出所:日建設計)
「みどりのものさし」による評価結果の一例(出所:日建設計)

日建設計(東京都千代田区)は7月17日、緑がもたらす環境価値を包括的かつ視覚的に評価し、本質的な役割を可視化する手法を開発したと発表した。

同社が手法は、9月6日先行開業予定の「グラングリーン大阪」開発の一環として、都市に質の高い緑を取り戻すためのアクションとして策定したもの。これまで見えづらかった緑の環境価値を、5つの指標「みどりのものさし」を用いて具体的な数値、ビジュアルでパッケージして評価する。

GHG削減量、樹木による空気の浄化効果を可視化

みどりのものさしでは、緑がもたらす「5つの環境価値」を評価項目とし、集計データを基に算出およびシミュレーションを行う評価方法を設定して、客観的な視点から都市緑地の価値を可視化する。

今回策定した指標を用いて、グラングリーン大阪の環境への貢献を可視化したところ、以下のような結果が確認された。

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