ユーグレナら、マレーシア泥炭地から新規藻類の同定・単離に成功

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新規藻類・テトラスティココッカス の顕微鏡写真(100倍)。白矢印は葉緑体の白化、黄矢印は貯蔵空胞の蓄積を示す。(A)振とう培養下での形態像、(B)振とう培養下でのDAPI染色後の蛍光画像、(C) CO2 1%濃度を含む通期培養条件下での形態、(D) CO2 1%濃度を含む通気培養下でのDAPI染色後の蛍光画像(出所:ユーグレナ)
新規藻類・テトラスティココッカス の顕微鏡写真(100倍)。白矢印は葉緑体の白化、黄矢印は貯蔵空胞の蓄積を示す。(A)振とう培養下での形態像、(B)振とう培養下でのDAPI染色後の蛍光画像、(C) CO2 1%濃度を含む通期培養条件下での形態、(D) CO2 1%濃度を含む通気培養下でのDAPI染色後の蛍光画像(出所:ユーグレナ)

ユーグレナ(東京都港区)は6月27日、理化学研究所(本部・埼玉県和光市) 微細藻類生産制御技術研究チーム、マレーシア工科大学・マレーシア日本国際工科院の研究チームらとの共同研究により、マレーシアの泥炭地で採取した微細藻類の中から、脂質を生産する耐酸性の新規藻類・テトラスティココッカスの同定・単離に成功したと発表した。

今回単離したテトラスティココッカスは、酸性および弱アルカリ性のpH条件下で高い増殖率を示し、炭素数が16から18の長鎖脂肪酸を多く蓄積することを確認した。長鎖脂肪酸とは、分子に含まれる炭素数が11以上の脂肪酸で、汎用性が高く、ディーゼル燃料などへの精製に活用しやすい特長がある。

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