積水化学と東海カーボン、CO2有効活用へ連携 炭素製品製造・固体化等

積水化学工業(大阪府大阪市)と東海カーボン(東京都港区)は4月18日、CCUS(CO2の回収・貯留、有効活用)の実用化に向けたパートナーシップを締結した。CO2をCOに高効率で変換する「ケミカルルーピング反応技術」を活用し、生成したCOを利用して炭素素材・製品を製造する技術(CCU)、また、CO2を固体炭素として回収・貯留する技術(CCS)の実用化を目指す。
CCUの取り組みでは、炭素製造由来の排ガス中のCO2を一度COへ変換し、そのCOを炭素へさらに変換して炭素製品を製造する技術の実用化を目指す。2段階に変換することで、CO2を炭素に直接変換する技術よりも高い変換効率を見込む。CCSについては、CO2を直接貯蔵せず、固体炭素として貯蔵する技術の実用化を目指す。圧力を利用する必要がなくなることで貯蔵場所を広げ、化学素材やエネルギーの備蓄にもなる。
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