マテリアルリサイクル実証に廃農ポリ・使用済紙おむつプラ、環境省採択

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農業用ポリエチレンフィルムのイメージ(出所:PIXTA)
農業用ポリエチレンフィルムのイメージ(出所:PIXTA)

環境省は9月26日、化石由来資源の代替素材開発や、プラスチックなどのリサイクル技術・システム高度化など、技術的課題を解決し事業化に向けて必要な実証を支援する補助事業の2次公募で、プラリサイクル事業2件を採択したと発表した。

廃農ポリをマルチフィルムに再生

このうち、シーティージャパン(千葉県市原市)は、廃棄処分されている農業用ポリエチレンフィルム(廃農ポリ)を徹底洗浄したPE再生原料を用いて、100%再生素材マルチフィルムを製造する実証事業で採択された。この事業では、廃農ポリに付着している砂、土、泥などの汚れを徹底洗浄設備で洗浄し、再生ペレットの製造と再生マルチフィルムの製造実証を行う。製造したマルチフィルムを農場にて圃場試験を行い、用途の評価を行う。この事業により、現在埋立てや焼却されている廃農ポリを減らしてCO2の削減に貢献する。

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