地球温暖化の進行で、台風による災害は激甚化するか 環境省が影響評価

環境省は7月21日、将来の気候変動影響を踏まえた適応策の実施に役立てるため、「令和元年東日本台風(台風第19号)」と「平成30年台風第21号」を対象に、地球温暖化が進行した世界で同様の台風が襲来した場合の影響について評価した結果を公表した。
報告書によると、積極的な緩和策を行った場合の「2℃上昇シナリオ」と、現状を超える緩和策が行われなかった場合の「4℃上昇シナリオ」、いずれの場合においても、地球温暖化が進行した世界では、台風がより発達した状態で上陸する可能性が示された。
また、中心気圧が実際の台風に比べて低下するとともに、降水量が増加し河川での氾濫のリスクが高まることや、風が強まることで風害や沿岸や河川の河口付近での高潮による浸水のリスクが高まることが示された。
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