京都府、水素燃料フォークリフト導入の実証 マザー&ドーター方式で実施

京都府は12月15日、福知山市の長田野工業団地内の企業を対象に、水素サプライチェーンの構築などに向けた実証事業を開始した。実証参画企業に燃料電池フォークリフト(FCFL)を提供し、水電解装置で製造した水素を移動式水素ステーションから供給する。実証結果は2024年頃をめどに公表される。
マザー&ドーター方式で水素利用の効果を検証
この取り組みは、府内の水素サプライチェーンの構築に向けた取り組みの一環で、同実証ではFCFLを実証参画企業に各1台ずつ試験的に導入し、経済性や運用・管理上の効果・課題を実証する。また、将来的なグリーン水素の利活用促進に向けて、実証を行う長田野工業団地で水素を製造し、移動式水素ステーションにより各企業に供給することで、技術的な課題や経済性、運用・管理上の効果および課題を抽出・検討する。
なお実証は、マザー&ドーター方式(オンサイト型のステーションで製造した水素を、オフサイト型のステーションに出荷する運用方法)で行われる。
実証参画企業の詳細は以下のとおり。
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