核融合炉の重要部品のプロトタイプが完成 三菱重工ら

  • 印刷
  • 共有
「外側垂直ターゲット」プロトタイプの外観(出所:三菱重工業)
「外側垂直ターゲット」プロトタイプの外観(出所:三菱重工業)

三菱重工業(東京都千代田区)は7月31日、量子科学技術研究開発機構(QST)と共同で進めている核融合実験炉イーター(ITER)開発について、重要部品のプロトタイプが完成したことを発表した。

製造が困難な外側垂直ターゲットのプロトタイプを製作

今回プロトタイプが完成したのは、磁場閉じ込め方式の核融合炉における最重要機器の一つである「ダイバータ」と呼ばれる機器。核融合反応を安定に持続させるために、炉心プラズマ中の燃え残った燃料や核融合反応で生成されるヘリウムなどの不純物を排出する重要な役割を担う。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事