川崎重工、フィリピンで再エネ拡大へエネシステム構築 系統安定性を確保

  • 印刷
  • 共有
調印式の様子(出所:川崎重工)
調印式の様子(出所:川崎重工)

川崎重工(東京都港区)は2月13日、アイケイエス(京都府京都市)、フィリピンのエネルギー貯蔵システム会社アンバー・キネティクス、同国の大手電力会社アボイティス・パワーと、脱炭素社会の実現を目指したエネルギーシステム構築に関するMOUを締結したと発表した。

4社はフィリピンにおいて、川崎重工が開発した仮想同期発電機 (VSG)ソフトウェアを搭載したインバータ「iVSG」とアンバー社が開発したフライホイールを組み合わせて、系統安定性を損なわずに再生可能エネルギーの導入を実現するエネルギーシステムの調査と開発、案件組成に取り組む。同調査では、日本と近似したエネルギー環境を有するASEAN諸国・オーストラリアに向けたシステムの水平展開に関する検討も行う。

なお、同MOUは、フェルディナンド・マルコスフィリピン共和国大統領の公式訪日に際して開催されたLOI調印/交換式において調印された。

フィリピンに点在するマイクログリッド 安定供給に向けた課題を解決へ

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事