JERA(東京都中央区)は11月8日、大手石油・天然ガス会社の米シェブロンと、オーストラリアで低炭素燃料製造プロジェクト開発に関する実現可能性調査を行うと発表した。2023年内の完了を目指す。この取り組みには、シェブロン社が保有するLNG開発・生産やCCS(CO2回収・貯留)のノウハウを活用する。
両社は今回、アジア太平洋地域と米国における脱炭素分野等での共同検討に関する合意書を締結した。合意書ではオーストラリアでのプロジェクトのほか、米国で水素製造プロジェクトの開発や液体有機水素キャリア(Liquid Organic Hydrogen Carrier:LOHC)を活用した事業化実現可能性の調査を行うことも定めた。