ペロブスカイト太陽電池の耐久性と量産安定性を向上 キヤノンが新材料開発

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ペロブスカイト太陽電池(左)と新開発の高機能材料を積層したペロブスカイト太陽電池の構造(右)(出所:キヤノン)
ペロブスカイト太陽電池(左)と新開発の高機能材料を積層したペロブスカイト太陽電池の構造(右)(出所:キヤノン)

キヤノン(東京都大田区)は6月18日、軽くて曲がる、ペロブスカイト太陽電池の耐久性と量産安定性を向上させることが期待される高機能材料を開発したと発表した。ペロブスカイト太陽電池の量産に取り組む企業との協業を目指して、6月にこの材料のサンプル出荷を開始する。今後、さらなる技術開発を進め、2025年の量産開始を目指す。

複合機などの材料技術を応用し高機能被膜材を開発

ペロブスカイト太陽電池は、次世代の太陽電池として注目されているが、耐久性と量産安定性の低さが課題となっている。これらの課題を解決するには、光電変換層を被覆する膜の必要性が認識されている。

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