IEA公表 世界の石炭需要、22年は過去最高 23年も高水準の見込み

  • 印刷
  • 共有
画像はイメージです
画像はイメージです

世界エネルギー機関(IEA)は7月27日、石油市場の 中間報告書「Coal Market Update – July 2023」を公表した。アジア経済の継続的な成長が欧州と北米の減少を相殺したことで、2022年の世界の石炭消費が83億トンと、過去最高を更新した。IEAは、クリーンエネルギーの成長を加速するための政策と投資の強化の必要性を強調した。

報告書によると、2022年の石炭消費量は前年から3.3%増の83億トンとなり、過去最高となった。2023年と24年には、石炭火力発電のわずかな減少が、石炭の産業利用の増加によって相殺される可能性が高いとIEAは予測しているが、地域によって大きなばらつきがあるという。いずれにせよ石炭消費量の高水準は今後も続く見込みだ。

米国・欧州で減少も中国とインドの急増で相殺

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事