社員寮に産業用蓄電システム導入 ピークシフト運用で「ZEH-M」実現

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「大志寮」に設置された太陽光発電設備と蓄電システム(出所:YAMABISHI)
「大志寮」に設置された太陽光発電設備と蓄電システム(出所:YAMABISHI)

YAMABISHI(東京都大田区)は2月8日、三井住友建設(同・中央区)が建設した社員寮「大志寮」(愛媛県新居浜市)に産業用蓄電システムを納入したと発表した。導入にあたり、太陽光発電設備と連係してピークシフト運用を実施し、太陽光発電量の自家消費率100%や「ZEH-M」を実現した。

給湯負荷を昼間にシフト、余剰電力を蓄電

社員寮は、蓄電システムとともに蓄熱設備(エコキュート)を導入し、夜間に生じる給湯負荷を昼間にシフトするとともに、日中の発電余剰電力を蓄電する。また、省エネ・創エネによる環境配慮設計の取り組みにより、年間の1次消費エネルギー収支はゼロとなる(「ZEH-M」基準)。

今回導入した産業用リチウムイオン蓄電システムは、パワコン出力が50kW(連系)/50kVA(自立)、蓄電池容量が48kWh、太陽光パネル接続目安は50kW。運用状況や導入効果の可視化に加えて、機器の遠隔操作などもできる計測監視ソフト「WEBみえる化システム」も標準搭載する。

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