東レ、下水用途・高耐久性逆浸透膜を開発 交換廃棄に伴うCO2排出量半減

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東レ(東京都中央区)は3月21日、廃水再利用での水需要拡大に対応する高耐久逆浸透(RO)膜を開発したと発表した。

耐薬品性は2倍に向上、交換頻度・CO2排出量は半減

RO膜は、持続的な水源を確保するための技術で、海水や河川水などの淡水化や廃水再利用、飲料水製造など幅広い用途で用いられている。廃水再利用の分野ではこれまで、RO膜により多様な水質の水を処理してきたが、使用頻度が増えるに伴い、除去性能が低下するという課題があった。

今回開発されたRO膜は、工場廃水の再利用や下水処理などでの厳しい使用条件において、高い除去性を維持したまま、長期間にわたり良質な水を製造できる。また、洗浄時の薬品に対する耐久性は従来の2倍に向上。除去性能の低下を抑え、カーボンフットプリントの改善も期待される。

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