豊田通商、低炭素な電解鉄を生成する米企業に出資 大和工業は共同実証も

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豊田通商(愛知県名古屋市)は4月25日、グリーンスチールの製造に必要となる電解鉄を製造する米国のスタートアップ・Electra Steel (Electra社)に出資したと発表した。また、大和工業(兵庫県姫路市)も同日、Electra社へシリーズB資金調達において出資すると共に、同社との協業を発表した。出資額は両社ともに非公開。

Electra社の独自技術、再エネ利用し低品位鉄鉱石から純度の高い電解鉄を生成

Electra社は、従来商業的価値が低いとされていた低品位鉄鉱石を、再エネ由来の電力を活用した湿式精錬することで高純度(約99%)の電解鉄を生成する独自の技術(湿式電解精錬法)を持つ。同技術は、低温環境下で断続的に稼働可能なためエネルギー消費量を抑え、鉄1tあたりのCO2排出量が従来高炉法と比べて大幅に削減されることが特長だ。

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