栗田工業、浜松市で使用済み紙おむつを再資源化 実証開始

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栗田工業(東京都中野区)は2月8日、廃棄物処理事業者のリサイクルクリーン(静岡県浜松市)とともに、静岡県浜松市で、使用済み紙おむつ分別処理装置を用いた実証試験を開始すると発表した。

同社開発の分別処理装置を活用

同社は、使用済紙おむつを殺菌・洗浄・分解し、プラスチック類とパルプ類に分別する装置「クリタサムズシステム(R)」を開発し、廃棄物処理業者や地方自治体を中心に、同装置を活用した使用済紙おむつの再資源化を提案・提供している。

同装置は、省スペースでの高い処理能力や、運転回数・設置台数を調整することで処理量増減への柔軟な対応、臭気の発生が少なく衛生的であるなどの特徴がある。また、同装置の適用により、廃棄物量や焼却に伴うエネルギー消費量、CO2排出量の削減も見込める。

今回の取り組みでは同装置を活用し、浜松市で排出・回収された使用済紙おむつを分別処理する実証試験を行う。また、実証試験と並行して、同市における使用済紙おむつリサイクルの事業化に向けて、資源化施設の候補地の検討や法定許認可などへの対応なども進める。

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