東京ガスら、洋上風力発電の風況予測ツール開発へ

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AIを用いた風車ウエイクモデルのイメージ図(出所:東京ガス)
AIを用いた風車ウエイクモデルのイメージ図(出所:東京ガス)

東京ガス(東京都港区)は10月3日、九州大学(福岡県福岡市)、ジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区)と産学共同で、洋上風力発電の「風車ウエイク現象」を高精度に再現し、設備利用率向上と故障率低減を図り、発電コスト低減に寄与するツールの開発を開始すると発表した。

風車ウエイク現象とは、風車ブレードの回転に伴う、風車下流における風速の低下や風の乱れが大きくなる現象をいう。この開発は、科学技術振興機構(JST)が公募するプログラムに、前年度に続き2期連続で採択されて実施するもの。

現在実施中の、洋上風力発電向け風況解析において上流の風車が後方の風車群に与える相互干渉の影響を評価する「日本型ウエイクモデル」の開発と、発電量を最大化する配置設計に向けた研究を加速・発展させ、その社会実装の実現に向けた研究開発を行う。

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