農水省、新・生物多様性戦略を発表 供給網全体で保全推進へ

農林水産省は3月30日、新たな「農林水産省生物多様性戦略」を策定した。生物多様性の新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」などを踏まえ、今後10年間を見通した農林水産業における生物多様性に関する課題とサプライチェーン全体で取り組む施策の方向性、今後5年間程度における具体的な施策を示した。
同戦略では、食料・農林水産業を支える自然資本の損失をプラスに反転させ、生物多様性の保全と持続可能な利用の重要性が自治体・事業者・国民などの様々な主体に広く認識され、それぞれの行動に反映されること(生物多様性の主流化)を促進することとしている。