IHI、世界最大級のメタネーション装置を受注 1日24tのCO2再利用

  • 印刷
  • 共有
カーボンリサイクル高炉について(出所:JFEスチール)
カーボンリサイクル高炉について(出所:JFEスチール)

HI(東京都江東区)とグループ会社のIHIプラント(同)は12月1日、JFEスチール(同・千代田区)からメタネーション装置を受注したと発表した。試験高炉の排出ガスから、1日あたり24トンのCO2を再利用し、1時間に500Nm³のメタンを製造する。同発表時点で、メタネーション装置としては世界最大級の製造能力を持つという。

メタネーションは、CO2とH2の触媒反応により、合成メタンを製造するカーボンリサイクル技術。合成メタンは、事業所で排出されるCO2から製造し天然ガスの代替燃料として所内で使用したり、都市ガス導管へ注入し他事業所や一般家庭での使用が可能となる。既存の都市ガスインフラを活用でき、メタネーションはカーボンニュートラル実現に向けたキーテクノロジーのひとつとして期待されている。

数千~数万Nm³/時の合成能力を持つ装置を30年までに商用化へ

続きは無料の会員登録(必須情報入力)完了後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事