三菱重工、カナダ事業で二酸化炭素回収設備の基本設計受注 年100万t回収

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エドモントンセメントプラント(出所:三菱重工業)
エドモントンセメントプラント(出所:三菱重工業)

三菱重工業(神奈川県横浜市)は4月11日、世界大手セメントメーカーであるハイデルベルク・マテリアルズ社から、カナダ・アルバータ州エドモントンに有する既設セメントプラント向けのCCUSプロジェクトに関する基本設計(FEED)を受注したと発表した。セメント産業分野にとって世界初となる、フルスケールでのCCUS実現を支援する。

三菱重工独自のCO2回収技術・吸収液を活用

今回、三菱重工が参画するプロジェクトは、ハイデルベルク・マテリアルズ社の既存施設にCCUS技術を導入することで、世界初のフルスケールのネットゼロセメント工場を稼働させるというもの。CO2回収量は段階的に増やし、最終的には22万台の自動車の年間CO2排出量に相当する年間100万トンの回収を目指す。

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