旭化成、バイオガス精製システム実証でメタンガスの高純度・高回収率に成功

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旭化成(東京都千代田区)は8月5日、下水汚泥由来のバイオガスからCO2を除去してバイオメタンを精製する実証試験を行い、実ガス環境下実証の初期評価において、バイオメタンの高純度97%以上・回収率99.5%超を達成したと報告した。この成果を受け、この技術のグローバル展開に向けたライセンスパートナーの探索を開始する。

自社触媒技術とガス分離技術の知見を活用

旭化成は、これまで化学品製造を支える触媒開発やガス分離技術において知見を培ってきた。このバイオガス精製システムでは、圧力と真空を交互に利用することで特定のガスを吸着・脱離させて分離する「PVSA」プロセスと、触媒技術を用いてCO2を選択的に吸着するゼオライトの組み合わせにより、バイオガスからCO2を効率的に除去して、高純度のメタンガス(バイオメタン)を高回収率で精製する。

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