水稲栽培で中干し期間・クレジット創出、各社が取り組み開始 NTTコムなど

NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)とヤンマーマルシェ(兵庫県尼崎市)は1月29日、「水稲栽培における中干し期間延長の方法論」 によるJ-クレジット創出の取り組みが、J-クレジット認証を取得し、同日より販売を開始した。生産者の新たな収益源の獲得を支援する。
検証ではCO244tを削減
両社は2023年より、ヤンマーマルシェが契約生産者の圃場で、GHG排出を削減する水稲栽培の中干し期間の延長を実施しJ-クレジットを創出してきた。この取り組みでは、NTT Comが提供する農業用IoTセンサーやアプリを活用し、クレジット申請における生産者の管理業務を軽減するとともに、ヤンマーマルシェが営農支援と収穫したお米のブランディングを支援する。
2023年には、福井県・滋賀県の5軒のパートナー生産者の協力の下、多収・良食味米「にじのきらめき」を対象に中干し期間の延長を行い、J-クレジット創出と品質の調査を実施し、以下のような成果を確認した。
- CO2削減量:44t-CO2(杉の木約5000本が1年間に吸収するCO2量に相当)
- 収穫された玄米品質:一等米比率100%
2030年までに1万トンのCO2削減を目指す
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